弁当で気になる食中毒 食中毒の予防方法や対策について

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「男の料理」弁当編食中毒について学ぶ

弁当箱を選びました。

1つの疑問が・・・

弁当箱におかずを詰める際、
なんでもかんでもおかずを
詰め込んでいいものでしょうか。

衛生面で気を付けることはあるのか?
朝に弁当を作り、お昼まで腐らずにする方法はあるのか?

\この記事はこんな人にオススメ/

・弁当を作ってみたいが食中毒が気になる
・食中毒で気を付けるポイントが気になる
・安全に弁当を楽しみたい

やはり1番心配なのは食中毒です。弁当箱に詰めるとき、食中毒にならないようにするポイントはありますか?

弁当は長時間持ち歩いて、食べることがほとんどで保冷できないこともあります。食中毒の原因を理解することで、大幅にリスクを抑えられます。
まずは、食中毒について知識を深めていきましょう。

この記事を書いた人

「単身赴任guide+」の運営者

  • 国内だけでなく海外も含め7回の転勤を経験
  • 海外赴任の際は単身赴任を選択
  • 現在は国内で単身赴任生活を継続中
  • 「作り置き料理」で、ひと月の食費を15,000円に
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弁当と食中毒の関係

お腹の痛みでお腹をおさえる男性
出典:photoAC イメージお腹が痛い

食中毒とは

食中毒は、原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内に侵入することによって発生します

食中毒になると一般的には、発熱や腹痛・下痢・嘔吐などの消化器症状が現れることが多く、重症の場合には脱水状態になり、腎機能障害などの重篤な合併症を引き起こす場合もあります。

食中毒の原因は、「細菌」と「ウイルス」の2種類があるようで、症状としてお腹が痛くなるだけじゃなく腎機能の障害にも繋がるんですね。

この2種類についても、いろいろな要因があります。そして食中毒の原因はこの2種類だけではありません。

食中毒の原因は主に「細菌」と「ウイルス」によるもの

食中毒の原因として、細菌、ウイルス、自然毒、化学物質、寄生虫などあり、食べてから症状が出るまでの期間やその症状もさまざまです。

細菌による食中毒

細菌は温度や湿度などの条件がそろうと食べ物の中で繁殖し、その食べ物を食べることにより食中毒を引き起こします。細菌が原因となる食中毒は湿気が多く気温が上昇する夏場に多くなります(6月~8月)

主な細菌による食中毒の例

・腸管出血性大腸菌O157
 牛や豚などの家畜の腸の中にいる大腸菌の一つ
 加熱不十分な肉を食腸たりすることによる食中毒
 症状:下痢・腹痛・発熱

・黄色ブドウ球菌
 化膿部位(傷、にきび)や皮膚、鼻の中、頭髪など、身近に存在
 食品中で増殖し、エンテロトキシンと呼称される毒素が産生され、それを食べたりする食中毒
 症状:吐き気、おう吐、腹痛、下痢

・カンピロバクター
 牛や豚、鶏や猫や犬などの腸の中にいる細菌
 生で食べたり、加熱不十分で食べたりすることによる食中毒
 症状:下痢・腹痛・発熱・嘔吐・血便

・ウエルシュ菌
 人や人物の腸管や土壌などに広く生息する細菌
 酸素のないところで増殖し、芽胞を作るのが特徴
 カレー、煮魚、麺のつけ汁、煮込み料理が原因食品となる食中毒
 症状:下痢や腹痛

ウイルスによる食中毒

ウイルスは細菌のように食べ物の中では増殖しませんが、食べ物を通じて体内に入ると、人の腸管内で増殖し食中毒を引き起こします。低温や乾燥した環境中で長く生存する冬場に多くなります(11月~3月)

主なウイルスによる食中毒の例

・ノロウイルス
 ウイルスを含む二枚貝(カキ等)を生や十分加熱せずに食べた場合
 ウイルスが付いてしまった食品や包丁などで調理した食品を食べた場合
 症状:おう吐、激しい下痢、腹痛

・A型肝炎ウイルス
 生又は加熱不足の魚介類
 ウイルスが付いてしまった食品や包丁などで調理した食品を食べた場合
 症状:発熱、だるさ、食欲不振、おう吐、黄だん

・E型肝炎ウイルス
 生または加熱不足のブタ、イノシシ、シカなどの肉や内臓
 ウイルスが付いてしまった食品や包丁などで調理した食品を食べた場合
 症状:だるさ、黄だん、発熱 (感染しても、症状が出ることはほとんどありません)

食中毒の予防 「3原則」と「3ポイント」

図解:食中毒予防の3原則(原因:菌・ウイルス)について
図解:食中毒予防の3原則(原因:菌・ウイルス)

【食中毒予防の3原則(菌)】

1.調理前に必ず手洗い(菌をつけない)
2.生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ(菌を増やさない)
3.食材を中心までよく加熱(菌をやっつける)

1.つけない=洗う!分ける!

手にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを食べ物につけないように手洗いをする
 ・調理前の手洗い
 ・生の肉や魚、卵を取り扱う前後は手洗い
 ・トイレや鼻をかんだあと、おむつ交換や動物に触れた後は手洗い
 ・食卓につく前に手洗い
 ・残った食品を扱う前に手洗い
 ・生の肉や魚などを切ったまな板などの器具を都度きれいに洗う
 ・生の肉や魚などを調理する器具を分ける
 ・食品の保管時に他の食品に細菌が付着しないように密閉容器ラップを使用する

2.増やさない=低温で保存する!

食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。

3.やっつける=加熱処理!

ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。肉や魚はもちろん野菜なども加熱して食べればより安全です。肉料理は、中心まで加熱することが重要で、中心部を75℃で1分以上加熱することが目安

重要なことは、菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」!

【食中毒予防の3ポイント(ウイルス)】

1.調理従事者の健康状態を確認する(健康管理)
2.作業前、調理前に手を洗う(手洗い)
3. 洗剤などで十分に洗浄、熱湯などで加熱(消毒)

1.持ち込まない=健康状態の把握・管理!

調理者が健康管理を行いウイルスを調理場に持ち込まない。健康に問題がある場合は調理場に入らないようにする。

2.ひろげない=手洗い!

ウイルスが調理場に持ち込まれても、ウイルスが食品に付着しないようにする。こまめな手洗い。

3.ひろげない=定期的な消毒・清掃!

調理器具は、洗剤で洗った後に、熱湯消毒を定期的に行う

重要なことは、ウイルスを「持ち込まない」「ひろげない」!

食中毒を防ぐ6つのポイント

図解:食中毒を防ぐ6つのポイント
図解:食中毒を防ぐ6つのポイント

1.買い物

消費期限の確認をし、肉や魚などの生鮮食品や冷凍食品は最後に購入する。他の食品に肉や魚の汁が付かないように分けてビニール袋に入れる。

2.保存

肉や魚は、他の食品に汁が付かないように保管する。肉や魚を扱う前後で手洗いをする。

3.下準備

野菜などの食材を流水できれいに洗う。生肉や魚、卵を触ったら手を洗う。冷凍食品は冷蔵庫や電子レンジを利用し、自然解凍は避ける。調理器具は、肉用・魚用・野菜用で使い分けるとより安全。

4.調理

調理前に手を洗う。肉や魚は十分に加熱します。中心部を75℃で1分間以上の加熱が目安。

5.食事

食べる前に手を洗う。清潔な食品を使う。作った料理は、長時間、室内に放置しない。

6.残った食品

清潔な容器に保存する。温め直す時も十分に加熱。時間が経ったものについては思い切って捨てる。

食中毒の対策は、食材を買うとことから始まってるんですね!

まとめ|菌はつけない・増やさない・やっつける

食中毒に関しての知識を少しでも頭に入れるだけで予防や対策ができるようになりますね。今後の楽しい弁当ライフの為に、少しでも皆様の参考になればと思います。

お弁当を作る際には

  • 「細菌やウイルスを つけない
  • 「細菌やウイルスを増やさない
  • 「細菌やウイルスを やっつける

を徹底する必要がありそうです。

弁当のご飯とおかずを腐らないようにする「食中毒予防」の記事は下から。

以上です。

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