昔から落ち着きがない子、
と言われて40年が過ぎました。
40代になっても自覚しています。
落ち着きがなく集中力が続かないことを。
小さい頃から、自分は集中力がなく、
やらなきゃいけないことがあるのに、
気が付くと違うことを始めてしまっている。
仕事でも同じです。
優先順位を決めてパソコンに向かい
集中してやっているつもりが、
時間が気になり、時計を確認し
集中力を切らしてしまいます。
なぜ決められた時間内に仕事が終わらないんだ?
持続しない集中力を邪魔しているのは、
周りの人や事務所の環境のせいにして、
逃げてきました。
ホントはわかっています。
俺は集中力が続かない人間だ。
と。。。
しかし、集中力が続かず生産性が上がらなかった、そんな私が、ある画期的なツールで集中力を持続させ生産性を上げることに成功したんです。
それが今回の記事でご紹介する「ポモドーロ・テクニック」です。
この「ポモドーロ・テクニック」に出会ってからは、面白いように仕事が捗り、仕事の資料作成などの業務を早く終わらせることができています。これは仕事だけでなく私生活、副業であるブログ記事作成の時間も大幅に短縮できており、生産性が向上していると実感しています。
\この記事はこんな人にオススメ/
・集中力が続かない人
・集中することが苦手な人
・何か取り掛かるまでに時間のかかる人
・落ち着いて机の前に座っていられない人
・子供の集中力が続かなくて困っている人
・仕事の生産性を上げて仕事を早く終わらせたい人
小さい頃から集中が続かなかった私を「集中の鬼」とさせてくれた、「ポモドーロ・テクニック」について解説したいと思います。
是非、参考にしてみてください。
「ポモドーロ・テクニック」とは、時間管理術(タイムマネジメント術)
ポモドーロテクニックとは、イタリアの起業家で作家のフランチェスコ・シリロ氏が、1987年に発案した、「時間管理術」の1つです。
ポモドーロという名前は、シリロ氏が学生時代に愛用していたトマト型のキッチンタイマーに由来しています。(ポモドーロ=イタリア語でトマトの意味)
大学生のシリロ氏は、テスト勉強になかなか集中できなかったため、トマト型のキッチンタイマーを使い、タイマーが鳴るまでの間、勉強に集中できることに気づきました。フランチェスコ・シリロ氏は研究を重ね、「25分作業+5分休憩」を1ポモドーロとして、このサイクルを守れば、人は集中力を維持しつつ、パフォーマンスを最大限に発揮できるということを導きだしたのです。
ポモドーロ・テクニックとは、集中力と生産性を高め、効率よく仕事を進めることができるツールのことです。1つのタスクを細かく分割し、分割した1つ1つのタスクを短時間で終わらせてから休憩するということを繰り返す方法です。
ポモドーロ・テクニックのやり方「6ステップ」!
「25分の作業+5分の休憩」を1ポモドーロとし、4ポモドーロ(2時間)を行ったあとに、長めの休憩15〜30分をとるというシンプルなルールです。このサイクルを1日数回繰り返せば、作業を効率よく進めることができます。
作業時間を短く区切ることで集中力を維持しやすくなります。
Step1: タスクをリスト化し優先順位をつける
やらなければならないことを全て書き出し、何から取り組むのか、優先順位を決めます。
ここで重要なのは、自分自身が集中して「このタスクをやるぞ!」という気持ちです。
Step2:タイマーを25分にセットしてスタート
タイマーならなんでもいいので、25分にセットしてスタートします。
スマホのタイマーはオススメしません。スマホを近くに置くとSNSの通知音等で集中力が途切れてしまいます。
他のキューブタイマーよりコスパがいい!
Step3:タイマーが鳴るまで、25分間作業に集中する
ここで重要なのは、優先順位の高い順から、1つ1つのタスクに取り組んでいくことです。25分が経ち作業完了したら、タスクが達成できたことをチェックします。
集中していても、何かを思い出すことや、気になることがでてきます。そんなときはメモをしておき後回しにします。
Step4:タイマーが鳴ったら作業を中断し5分休憩する
タイマーが鳴ったら作業を必ず中断します。ここまでが、1ポモドーロです。これを4ポモドーロ繰り返します。コーヒーを飲んだり、少し部屋の中を歩いたり、リラックスできる行動で脳をリフレッシュさせます。
休憩中にSNSを見ると5分休憩で終わらなくなります。私の失敗談です。
Step5:「1~4」を繰り返し4ポモドーロする
1ポモドーロを4回繰り返す。
あっという間の2時間です。
Step6:「4ポモドーロ」ごとに15分から30分間の長めの休憩をとる
上記のサイクルを繰り返しつつ、タスク完了までにかかったポモドーロの回数を記録しておきます。その後の作業の集中力に影響してしまいますので、しっかりと休息をとりましょう。
これを一日に数回繰り返します。簡単ですよね。
デジタルデトックスが必要です。
ポモドーロ・テクニックに必要な道具は、タイマー1つだけ!
ポモドーロ・テクニックはとてもシンプルです。必要な道具もシンプルです。
タイマーの1つだけです。簡単に始められます。
<必要なもの>
・タイマー
・タスクメモ(メモ紙でOK)
・記録シート(メモ紙でOK)
ポモドーロ・テクニックの効果は何があるのか?
集中力が持続でき生産性がアップする
ポモドーロ・テクニックでは、決まった短い時間内に決まったタスクをこなすという目標を立てます。作業時間と休憩時間を短いサイクルで繰り返すことによって、脳を短時間で集中させる訓練ができます。
タスクの管理と時間の管理ができるようになる
ポモドーロのサイクルに合わせてタスクを細分化することで、1つの作業に当てる時間も決まってくるため、1日の作業量を管理しやすくなります。また、自分自身が25分間で実践できるタスクを理解できるようになるため、時間を管理する能力が身につくようになります。
日々の改善を行うことができる
タスク管理と時間の管理ができるようになると、タスクを終えるまでどのくらいの時間がかかるのか把握できるので、全体スケジュールの見通し、より効率よく業務を行うための改善策がみえてきます。
ポモドーロ・テクニックを使ってわかったメリットと課題
結論からいいますと、集中力と生産性アップの魔法のテクニック。そして達成感があるので飽きずに続けられる。
25分という短い時間と決まっているため、集中力が持続できるようになりました。なによりもタイマーをスタートさせるため、強制的に作業に取り掛からなくてはならなくなり、無駄な時間が必要なくなります。
スタート地点に立たされたら走るしかありませんよね。そのような環境を強制的に作っているのでスタートできます。
そして、4ポモドーロが経過しても疲労感がなく、達成感がうまれるというメリットを発見できたことが一番大きい気付きでした。
かなり小さな達成感ですが、自信につながっています。
私の仕事はエンジニアということもあり、お客様からの問い合わせや、他の部署からの問い合わせが多い職場です。そのため、30分の間、人と会話をしないことがありません。このような場合、ポモドーロ・テクニックは向いていないと感じました。
しかし、仕事が忙しく資料作りや資料整理をする休日出勤であれば、誰にも邪魔されることなくポモドーロ・テクニックを使い作業を進められます。
集中している途中で休憩をとらなくてはいけないので、「マジかぁ!もう!?」と叫びながらルールに従い実践しています。
ルールに従い行うことが大切です。
自分の変化と効果に、娘にもポモドーロ・テクニックを紹介
落ち着きがなく集中力が続かない私でも、ポモドーロを取り入れたことで、集中力が続き生産性が向上しました。この感動を娘にも伝えたかったので、娘の誕生日にポモドーロタイマーをプレゼントし、やり方を教えました。
娘は中学1年生です。勉強は普通ですが集中力が続かないのです。しかし、2時間も勉強机に座っていられなかった娘が、このポモドーロ・テクニックを使い始めてから、簡単に4ポモドーロをこなすことができています。
めったに褒めない妻からはホントにポモドーロ・テクニックは凄いね。と、褒められました。
お子さんに1つプレゼントをすると、奥さんからもお子さんからも喜ばれること間違いなしです!私が娘に買ったポモドーロタイマーはコレです。少し高いですが、カッコいいんですよ。プレゼントの値段にちょうどいいです!
スタイリッシュでカッコいい!!
まとめ|家族でポモドーロ・テクニックを実践中
ポモドーロ・テクニックは、いろいろな効果やメリットを持つ「時間管理術」+「タスク管理術」です。
世界中の人が実践して効果を実感している有用なテクニックですので、時間不足に悩まされている方や集中力がなかなか続かないといった方は、ぜひ一度試してみてください。
本当に効果があるのかと始めた「ポモドーロ・テクニック」でしたが、家族みんなで実践中です。
以上です。